立禅のこと

両方の足の薬指をちょっとさわってから、いつもよりも少しだけ前に向けて、そのまま普通に立ってみてください。それだけでいつもと違う感じがしませんか? 今はまだ、その感覚の正体が何なのか探る必要はありません。 薬指を軽く気にしながら、からだのどこに変化があるかを探してみてください。そうすると、気づいたらあまり動かずに、いえ、動けずにからだの内側に意識が向いていませんか? 頭の中も、なんとなくいつもと違う部分で考えているような感じがしないでしょうか? もし、そんな気がするなら、からだのモードを切り替えるスィッチが、ちょっと反応したということです。

「立禅=座禅=瞑想+」はじめは、こんなふうにイメージしてみてください。「+」の部分には、これからいろんなものが加わっていきますが、そのほとんどはすでに備わっているものに「気づいていく」だけです。 朝の空気の中、ベランダでゆったりと。でもいいし、お部屋で音楽を聴きながら、少し気持ちを整えるように、でもいい。そしてもちろん「座ったまま」でもかまいません。なぜなら、大切なことは形式ではなく、からだが「その状態になる」ことだからです。 

では、その「状態」とはどんな状態なのか? 実は、からだ塾の稽古は初日から、立禅のからだの「状態」を体験していただきます。 説明、ではなく、体験です。 一般に立禅は、じっくりと時間をかけて習得するもの。と認識されているようですが、からだ塾では独自の方法で、先に「こうなるべき状態」を経験していただいく、という「ネタばらし」をします。 そして先ずは、からだにはモードの切り替えスィッチが備わっていること、に気づいていただくことからはじめます。

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