からだの種と仕掛けのこと

片足立ちになって、ゆらゆら、ふらふら。なにかにちょっと、つかまりながらでもかまいません。 トンボのやじろべえのまねをして、両手を広げて揺れてみて。 それでからだが整うなんて、うそのようでも本当のお話し。 輪投げに夢中になってるときや、坂道を駆け足でおりるときも、あなたは気づいてないだけで、ちゃんとからだはつながる仕掛けになっています。 手品の種を知ってしまうと、楽しくなくなる気がするけれど、本当に楽しいからだの手品は、種を知ってからがはじまりです。

太極拳の足の運び方を「猫歩」って呼ぶそうですね。 おもしろいことに、バランスを取ろうと頑張ると、よけいにたいへんになるそうです。足の指先がちょっと浮き上がるくらいにふわふわしている方が、なんだか安定するのだそう。 暮らしの中でも同じことが見つかるかもしれません。 テーブルの向こうのお皿に手を伸ばすときも、床に落ちたお箸をひろうときも、からだのセンサーは働いています。そんないつもの、なんでもないことの中に、からだの種と仕掛けがかくれているかもしれませんね。

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